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千住博作品はすべての商品が我楽洞では高額買取対象です
千住博(せんじゅ ひろし)は、自然をテーマにした「滝」シリーズをはじめ、現代日本画の第一人者として国際的に高い評価を受ける画家です。美術館や寺院、ホテルなどにも作品が収蔵され、その芸術性と市場価値は年々高まっています。
我楽洞では、千住博の日本画・版画・リトグラフなどの買取を強化しております。
経験豊富な鑑定士が丁寧に査定を行いますので、初めての方も安心してご相談ください。
千住博の買取実績
- 富士
- 星辰
千住博作品の買取について
千住博(せんじゅ ひろし)の略歴と活動
千住博(1958年生まれ)は、現代日本画の第一人者として国内外で高く評価される日本画家です。父は工学博士の千住鎮雄、弟は作曲家の千住明、妹はヴァイオリニストの千住真理子という芸術一家に育ちました。
幼少期に慶應義塾幼稚舎に入学し、父の仕事の関係で約半年間アメリカに滞在した経験を持ちます。慶應義塾高等学校に入学し、偶然見たグラフィックデザインに感銘を受け、美術の道を志しました。その後、1978年に東京藝術大学日本画専攻に入学し、1982年に卒業しています。
1994年にはのちに自身の代表作となる「ウォーターフォール」を発表。時間や空間の感覚を表現した独自の世界観が高く評価され、千住博の名を広く知らしめました。その後、1998年から京都・大徳寺聚光院別院の襖絵制作に取り組み、2003年には六本木・グランドハイアット東京の結婚式場ホワイエにも「ウォーターフォール」を制作しています。
さらに2004年には羽田空港第2ターミナルのアートディレクターを務め、「風の渓谷」「朝の湖畔」などの作品を展示。2007年から2013年までは京都造形芸術大学の学長を務め、後進の育成にも尽力しました。2011年には長野県軽井沢町に「軽井沢千住博美術館」が開館。自然光を取り入れた明るく開放的な空間は、訪れる人々に芸術と安らぎを提供しています。現在もニューヨークを拠点に、国内外で精力的に創作活動を続けています。
千住博の代表作品・代表シリーズ
ウォーターフォール(Waterfall / 滝シリーズ)
千住博を代表するモチーフ。滝を題材とした一連の作品群で、彼の名を世界的に知らしめたシリーズ。
フォーリングカラー(Falling Color)
滝を題材とした作品の中でも、色彩表現を強調したバリエーションとして知られるシリーズ。
高野山金剛峯寺 襖絵《瀧図》《断崖図》
千住博が高野山金剛峯寺へ奉納した障屏画(襖絵)として、近年の代表作のひとつ。
略歴
1958年 | 東京都杉並区和泉町に工学博士の千住鎮雄と、エッセイストの千住文子の長男として生まれる。 |
1982年 | 東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。 |
1987年 | 同大学院博士課程修了。 |
1988年 | ガレリアフォルニ(ボローニャ・イタリア)にて個展。 |
1994年 | 絵本「星のふる夜に」が第4回けんぶち絵本大賞を受賞。 |
1995年 | ヴェネツィア・ビエンナーレに「ザ・フォール」出品。日本人として初の絵画部門名誉賞を受賞。 |
1997年 | 大徳寺聚光院別院襖絵制作に着手。 |
2003年 | 大徳寺聚光院別院襖絵完成。東京国立博物館で一般公開。 |
2006年 | フィラデルフィア松風荘襖絵(ウォーターフォールシリーズ)完成。 |
2007年 | 京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)学長に就任。 |
2009年 | ベネッセアートサイト直島の「家プロジェクト」に参加し、「空の庭」という崖の作品を制作。 |
2011年 | 軽井沢千住博美術館がオープン。 |
2013年 | 大徳寺聚光院別院の襖絵「滝」を完成。 |
2020年 | 高野山金剛峯寺の障屏画「瀧図」「断崖図」奉納。 |
2021年 | 「瀧図」が第77回恩賜賞・日本芸術院賞(第一部・日本画)受賞。 |
2022年 | 日本芸術院会員に任命される。 |
千住博作品の高額査定ポイント
代表作「ウォーターフォール」シリーズは特に高評価
千住博を象徴する滝を描いた「ウォーターフォール」シリーズは、国内外で最も人気の高いモチーフです。
ヴェネツィア・ビエンナーレで注目を集めたことにより、後年の版画作品やリトグラフでも安定した市場価格を維持しています。
特に、青や銀を基調とした色彩構成の作品は人気が高く、高額査定につながる傾向があります。
保存状態は査定に大きく影響
作品にカビやシミ、日焼けあるいは破れ・破損がある場合には、査定に大きく影響してしまいます。普段から風通しの良く直射日光が当たらない場所に保管するのが良いでしょう。
鑑定書があれば査定がよりスムーズに
対象の作品に鑑定書があれば、査定の際に一緒にご提示ください。鑑定書があることによって一定の価値が確認でき買取がよりスムーズに行なうことができます。
直筆の日本画・肉筆作品は希少価値が高い
近年は版画やリトグラフ作品の流通が多く、反対に直筆の肉筆画は流通数が少ないため、希少性が高く評価されます。
特に紙本や絹本に岩絵具で描かれた原画、日本画展に出品された作品は、市場価格が大きく上がる傾向があります。
千住博作品の買取に関してよくあるご質問
千住博の作品の魅力はどんなところですか?
瀧の作品に表れているように時間の流れと水が流れるその瞬間を永遠に感じることができるところかもしれません。それぞれの作品から自然との調和が受け取れます。
鑑定書や保証書がなくても買取できますか?
はい、可能です。鑑定書や保証書がなくても、我楽洞の経験豊富な鑑定士が真贋や作品の来歴を丁寧に確認し、適正価格で査定いたします。購入時の領収書、販売元ギャラリー名、展覧会図録などがあれば、より正確な評価につながります。
どのように査定を申し込めますか?
お電話、LINEまたはWebメールフォームからお申し込みいただけます。お品物の写真と、詳細(種類やサイズなど)をお伝えいただければ、最適な査定方法(出張・持込・宅配)をご案内いたします。出張買取は東京・神奈川・千葉・埼玉を中心に全国対応しております。
作品が少し汚れていたり、額が傷んでいますが査定できますか?
多少の汚れや額の劣化があっても査定可能です。保存状態が良いほど高額査定になりますが、状態によっては査定の金額に影響されないこともありますので、修復などせずにまずはそのままの状態でお見せください。