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芹沢銈介

芹沢銈介(せりざわ けいすけ)

1895年-1984年

私共は、美術品業界で48年の間で豊富な経験と確かな実績を積み重ねてまいりました。
現在も、数多くの芹沢銈介(せりざわ けいすけ)作品の査定および買取をさせて頂いており、これからもお客様より信頼される鑑定人集団でありたいと考えております。
東京美術商協同組合にも加盟しておりますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。
お気軽にご相談ください。

お知らせ 2025年7月28日 夏季休業日のお知らせ

芹沢銈介はすべての商品が我楽洞では高額買取対象です

芹沢銈介(せりざわ けいすけ)は、明治から昭和にかけて活躍した染色家で、重要無形文化財「型絵染」の保持者(人間国宝)としても知られています。紅型や江戸小紋など多彩な技法を取り入れた独自の作風は国内外で高く評価され、静岡市立芹沢銈介美術館に多くの作品が収蔵されています。 我楽洞では、芹沢銈介の作品の買取を強化しておりますので、買取をご検討の際にはぜひご相談ください。 どなた様でも丁寧に査定・ご説明いたしますので、初めての方も安心してご依頼いただけます。

芹沢銈介作品の高額査定ポイント

芹沢銈介は「型絵染・着物・帯」が高価買取対象

芹沢銈介の作品の中でも、屏風や壁掛けに施された型絵染、保存状態の良い着物や帯は特に評価が高く、高額買取の対象となります。これらの作品は国内外で人気があり、市場でも安定した需要があるため、状態や来歴資料の有無によっては査定額が大きく上がる可能性があります。

保存状態は査定に大きく影響

作品に破損がある場合には、査定に大きく影響してしまいます。普段から大切に保管をしてください。

鑑定書があれば査定がよりスムーズに

対象の作品に鑑定書があれば、査定の際に一緒にご提示ください。鑑定書があることによって一定の価値が確認でき買取がよりスムーズに行なうことができます。

共箱は一緒に

作品を収める共箱があれば、一緒にご提示ください。査定額を決める重要な品物になります。

所載物・本に出てる作品は査定額に期待

美術関連の雑誌や、本に掲載されている作品は、高価買取が可能です。

買取できる品目

芹沢銈介の工芸・陶器作家買取に関してよくあるご質問

鑑定書がないのですが、芹沢銈介の作品の査定をお願いできますか?

はい、鑑定書がない場合でも査定は可能です。専門の鑑定士が真贋・技法・署名・作品来歴を丁寧に確認し、適正価格で査定いたします。

着物以外(ガラス絵や掛軸、屏風など)も買取対象ですか?

はい。着物や帯はもちろん、ガラス絵や掛軸、絵本など幅広い芹沢銈介作品を査定・買取いたします。

蒔絵手箱を信頼できる買取業者に買取してほしいと思い探していますが、良い買取業者を見分ける方法はありますか?

買取実績数や鑑定士の経験、あるいは加盟団体等をご確認されることおすすめいたします。我楽洞では、東京美術商協同組合に加盟しております。

自宅が福岡なのですが工芸品を買い取ってくれますか?

日本全国に出張費無料で買取いたします。

壊れている工芸品でも買取は可能ですか?

商品や状態によって異なりますので、まずお問い合わせください。

出張買取の流れ

鑑定の申し込み

お問い合わせ下さい。 お客様のご希望に合わせ、ご訪問日時を決めさせていただきます。

ご希望時間にお伺い

ご予約を頂きました日時に鑑定士がお伺致します。

作品の鑑定

ご依頼を頂きました作品を拝見させて頂き査定を行わせて頂き、買取金額と内容を伝えします。

査定額のお支払

ご納得頂けましたら、その場で現金にてお支払いさせて頂きます。

芹沢銈介について

芹沢銈介は、日本の伝統工芸「型絵染」の技法を確立した染色作家であり、人間国宝にも認定された近代日本を代表する工芸家です。

芹沢銈介は、1895年に静岡県静岡市の呉服商の家に生まれました。東京高等工業学校(現・東京工業大学)の工業図案科を卒業後は、静岡県内の工業試験場や学校で教鞭を取りながら、図案指導や植物の写生に取り組みました。若き日の芹沢は油絵にも関心を持ち、独学で画業を志していたとも言われます。
芹沢の転機は1927年、柳宗悦の『工藝の道』という論文との出会いにあります。さらに、沖縄の伝統染織「紅型(びんがた)」に衝撃を受け、染色家への道を決意。1929年に国画会展で初入選を果たすと、その後は東京・蒲田に工房を構え、本格的に創作活動へと移ります。
芹沢が芸術的完成に導いた「型絵染」は、型紙を使って絵柄を染める技法で、色彩の鮮やかさと文様のリズム感が特徴です。自ら下絵から型彫り、染色まで手がける一貫制作によって、花鳥風月・文字・民話など多様な題材が独特の構成美で表現されています。
1956年、芹沢はこの技法によって重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、日本の伝統工芸分野で初の栄誉に輝きました。

芹沢銈介の作品は、着物やのれん、屏風、絵本の装丁、カレンダー、ポスターなど多岐にわたります。とりわけ、実用品に美を宿らせたアプローチは「用の美」を重視する民藝運動と深く通じており、芸術と生活を結びつけるスタイルとして高く評価されています。

1976年にはフランス・パリのグラン・パレ美術館で個展を開催。約4万人が訪れ、世界でも“Serizawa”の名が知られるきっかけとなりました。型絵染という日本固有の技術が、国際的な工芸芸術として認知される端緒を築いた出来事でした。
芹沢は作品制作だけでなく、世界各地の民藝品・民族工芸の蒐集家としても知られています。蒐集品は約6000点にのぼり、その美意識は「もう一つの創造」と称されました。晩年には知恩院やインド・クシナガラの宗教施設のための布作品も制作し、芸術と祈りの融合にも挑戦しました。

現在、芹沢銈介の作品は、自身が設計した静岡市立芹沢銈介美術館や東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館などで鑑賞できます。これらの美術館では、芹沢の型絵染の代表作や蒐集品、デザイン原画などが豊富に展示されています。

芹沢銈介は、20世紀の日本工芸において“生活と芸術の一致”を実現した先駆者です。伝統と革新を融合させた「型絵染」は、今もなお現代の工芸家やデザイナーに多くのインスピレーションを与えています。

略歴

1895年 呉服卸商西野屋の7人兄弟の次男として静岡市に生まれる
1913年 東京高等工業学校(現:東京工業大学)入学
1916年 東京高等工業学校(現:東京工業大学)工業図案科を卒業し、静岡に帰郷
1917年 静岡県立工業試験場にて図案指導をおこなう
1927年 民芸運動の柳宗悦の論文「工芸の道」に影響を受ける
1928年 大礼記念国産振興東京博覧会で沖縄の紅型(びんがた)の影響を受け染色家の道を歩む
1929年 国画会展に「紺地蔬菜文壁掛」(杓子菜文)を初出品し国画奨学賞を受賞
1931年 民芸運動の同人雑誌「工藝」の装丁(型染布表紙)を担当
1931年 鳥取市の松村南明堂で初個展を開催
1935年 東京蒲田に工房を構える
1939年 沖縄で琉球紅型の技法を学ぶ
1955年 有限会社芹沢染紙研究所開設
1956年 重要無形文化財「型絵染」の保持者(人間国宝)に認定
1970年 勲四等瑞宝章
1976年 文化勲章受章、文化功労者となる
1976年 パリの国立グラン・パレ美術館で「Serizawa」展開催
1983年 フランス政府より芸術文化功労賞を授与される
1984年 死去。享年88歳

お客様の声

実家に保管していた着物が芹沢銈介の作品だと分かり、今回買取をお願いしました。多少シミがあり不安でしたが、保存状態や付属資料も考慮して査定いただき、納得のいく価格で買い取ってもらえました。親切な対応に感謝しています。

東京都世田谷区 S・T 様

工芸-お客様の声3

親戚からもらった工芸品がずっと使わずに押入れの奥に置いてありましたので、買取してもらいました。
鑑定士の方の丁寧な説明が良かったと思います。

杉並区東京都 S.N 様

工芸-お客様の声2

私の都合がつかず、急に翌日に来てもらうことになってすみませんでした。
4つの飾り箱とその他の工芸品を買い取ってもらい、買取金額は良かったです。

横浜市神奈川県西区 T.T 様

工芸-お客様の声1

ネットでいろいろ探しましたが、良い業者さんで良かったです。ガラス細工の買取、ありがとうございました。

名古屋市名東区愛知県 伊藤 様

芹沢銈介作品の買取で選ばれる理由

  • 査定料は無料

    査定料は一切かかりません。その他、キャンセル料、出張買取時の出張料などが無料です。

  • スピード査定

    長いお時間は頂きません。その場ですぐに査定し買取金額をご提示致します。

  • 当日査定OK

    東京都内、神奈川、千葉、埼玉なら当日のご依頼でもお伺い致します。

  • 経験豊富な鑑定士による査定

    数多くの芹沢銈介作品を査定してきた我楽洞の鑑定士が高価買取させて頂きます。

  • 100,000点以上の買取実績

    業界ナンバー1の実績
    他店では買取を断られたお品もご相談ください。

  • 高価買取

    我楽洞独自の流通ルートを確保しているため、高価買取が可能です。

  • 手間なし

    査定は玄関先で行いますので、お部屋の準備は不要です。

  • 全国対応

    我楽洞は日本全国対応しております。関東から遠方であっても出張費用は無料です。

東京美術商協同組合に加盟

我楽洞は正確な査定をおこない、お品物を適正価格で買い取りさせて頂いております

東京美術商協同組合は、厳しい入会規定を設けており約500名の有力組合員で組織されており、その信用は国内はもとより、海外からも高く評価されております。
「絵画・掛け軸を高価買取致します」と謳う、ほとんどの業者はこのような信頼性の高い組合に属していることはありません。
もし、他社でご検討していらっしゃる事があれば、どのような組合に所属しているか、あるいは所属していないかを事前にお調べ頂く事をおすすめしております。

鑑定士紹介

私たちが責任をもって、お客様の大切なお品物を鑑定・買取させて頂きます。

我楽洞から皆さまへ

我楽洞では、絵画、書画、陶器を中心とした美術品、骨董品、中国美術をお買い受けする専門業者です。 長年業界に携わり年間鑑定10,000件以上と豊富な経験を持つ専門スタッフが鑑定をさせて頂きます。

この機会に、ご相談くださいませ。