雪村作 水墨画 双幅を高価買取｜骨董・古美術品買取実績

室町時代の画僧・雪村（雪村周継）による水墨画〈双幅〉を、京都府にて出張買取いたしました。
本作は、明治35年の古美術展覧会に出品され、さらに昭和14年の古美術品入札会目録にも所載されていることが確認されており、由緒ある来歴資料を有した作品として高く評価されました。弊社では、古い目録や出品記録が確認できる作品は査定時に重視しており、本作もその点を踏まえて高価買取となりました。

作品情報

※参考買取金額は買取当時の参考金額です。
市場相場や作品の状態により、現在の査定額とは異なる場合がございます。

高価買取に至ったポイント

• 来歴資料の確認：明治35年の古美術展覧会への出品、昭和14年の入札目録への所載が確認され、由緒ある作品と認定されました。
• 保存状態：双幅としての構成や表具も含めて大きな劣化が見られず、保存状態が良好でした。
• 作家性・希少性：室町時代の代表的な奇想派画僧・雪村の真作と判断されたことにより、美術市場でも高く評価されました。

作家について｜雪村（雪村周継）

雪村（せっそん／雪村周継）は、室町時代後期を代表する水墨画家であり、画僧でもあります。狩野派が台頭する以前の時代において、禅の精神と独自の奇想的な構図を融合させた革新的な作風を確立しました。
茨城県（常陸国）出身とされ、諸国を巡る修行と創作を重ねながら、水墨山水や人物・動物・花鳥といった幅広い題材を描き、自由な筆致と豊かな構想力で知られます。
2017年には東京藝術大学美術館で大規模な特別展「雪村―奇想の誕生―」が開催され、再評価の機運が高まりました。現在も古美術市場において雪村作品は極めて希少価値が高く、来歴が明確なものは特に高額査定の対象となります。

骨董品・古美術品の査定で重視されるポイント

1. 希少性：有名作家の作品や制作数が少ないもの、珍しい素材や技法は高く評価されます。
2. 保存状態：経年による劣化（シミ・破れ・虫損・褪色・折れ）や表装の状態を総合的に確認します。
3. 来歴・資料の有無：古美術展出品歴、目録所載、旧蔵者情報などがあれば大きな加点要素になります。
4. 鑑定書・付属品：真贋を裏づける鑑定書や共箱、由来資料があると信頼性が高まり、高額査定につながります。
5. 市場人気：陶磁器・茶道具・仏教美術・中国美術など、需要の高いジャンルは相場が安定しやすい傾向にあります。

※骨董品・古美術品の価値は、種類や制作者、保存状態、来歴などによって大きく変動します。詳細は専門鑑定士が実物を拝見したうえで判断いたします。

まずは無料査定をご利用ください

「古い掛軸や骨董品があるが価値がわからない」「来歴資料はあるけれど真贋に不安がある」といった場合でもご安心ください。
写真と簡単な情報をお送りいただければ、骨董・古美術に精通した専門鑑定士が丁寧に査定いたします。
京都府をはじめ、全国各地へ出張買取にも対応しております。ぜひお気軽にご相談ください。

骨董品買取の安心ガイド

骨董品・古美術品の買取なら我楽洞にお任せください。

私たちが責任をもって、お客様の大切なお品物を査定・買取させて頂きます。

我楽洞では、創業から50年以上の歴史を持ち、骨董品・古美術品専門の鑑定士が一品一品丁寧に査定を行っております。年間鑑定件数10,000件以上という豊富な経験を持つ専門スタッフが、お客様の大切な品物を真摯に査定し、適正な買取価格を提示いたします。

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骨董品・古美術品以外にも、絵画、掛け軸、茶道具、陶磁器、中国美術、工芸、アンティークなど幅広いジャンルに対応しております。ぜひこの機会に、日頃よりご愛顧いただいているお客様はもちろん、初めての方もお気軽にご相談ください。