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常玉(さんゆう)

1895年-1966年

私共は、美術品業界で48年の間で豊富な経験と確かな実績を積み重ねてまいりました。
現在も、数多くの常玉(さんゆう)作品の査定および買取をさせて頂いており、これからもお客様より信頼される鑑定人集団でありたいと考えております。
東京美術商協同組合にも加盟しておりますので、初めての方でも安心してご利用いただけます。
お気軽にご相談ください。

お知らせ 2023年11月22日 2023年の年末年始休業日のお知らせ

常玉はすべての商品が我楽洞では高額買取対象です

常玉(さんゆう)は、フランスを拠点に、エコール・ド・パリの1人として活躍した中国人画家です。その中欧折衷な作風はもちろん、力強い筆致や独特な色彩といった持ち味から、しばしば「東洋のアンリ・マティス」とも呼ばれています。 我楽洞では、常玉の作品の買取を強化しておりますので、買取の際にはぜひご相談ください。 どなた様であっても丁寧にご説明、査定を行いますので、初めての方でも安心してご依頼いただけます。

常玉作品の高額査定ポイント

常玉は「初期作品の油絵」が高価買取対象

モンパルナス時代の初期に、常玉のパトロンだった画商「アンリ=ピエール・ロシェ」が所有したとされる作品は、まだ相場に出回っている数も少なく、希少価値といえます。

保存状態は査定に大きく影響

作品にカビやシミ、日焼けあるいは破れ・破損がある場合には、査定に大きく影響してしまいます。普段から風通しの良く直射日光が当たらない場所に保管するのが良いでしょう。

鑑定書があれば査定がよりスムーズに

対象の作品に鑑定書があれば、査定の際に一緒にご提示ください。鑑定書があることによって一定の価値が確認でき買取がよりスムーズに行なうことができます。

落款や共箱は重要査定項目

一般的に絵画には落款(らっかん)やサイン、共シールがあります。サインと落款が重要な査定項目の一つとなります。また、掛け軸の場合は作品を収めておく共箱も査定の対象になります。

所載物・本に出てる作品は査定額に期待

美術関連の雑誌や、本に掲載されている作品は、高価買取が可能です。

買取できる品目

常玉の中国美術買取に関してよくあるご質問

常玉の落札相場や落札価格が知りたいです

相場は常に変動するため断定はできませんが、数ある中国人画家のなかでも査定評価はトップクラスです。最低でも万単位での査定額が予想されます。

地方都市や大きな作品ですが出張査定・買取は可能ですか?

問題ありません。事前に査定希望の旨をお問い合わせ窓口よりお伝えください。

LINEやメールで査定金額を教えてもらえるのでしょうか?

作品画像と作品情報の添付が、最低限として必要になります。情報が揃い次第、概算を返信いたします。

査定金額に納得できなかった場合は、断っても大丈夫ですか?

断りいただいても問題ありません。その旨を電話やメールでお伝えください。

中国の絵画がたくさんありますが、すべて買取してもらえるのでしょうか?

実際に査定してみないとわかりませんが、一つ一つ的確に査定しお伝えいたします。

中国の陶磁器の売却を検討中です。もしも査定額に納得がいかなかった時には、キャンセルできますか?

はい。キャンセルいただくことは可能で、その際にキャンセル料もかかりません。

中国人作家の絵画を売りたいと思っていますが、周りの人に知られたくないのですが、ご配慮いただけますか?

ご安心ください。我楽洞では、常にお客様とのお取引内容は秘密厳守でさせていただいております。

出張買取の流れ

鑑定の申し込み

お問い合わせ下さい。 お客様のご希望に合わせ、ご訪問日時を決めさせていただきます。

ご希望時間にお伺い

ご予約を頂きました日時に鑑定士がお伺致します。

作品の鑑定

ご依頼を頂きました作品を拝見させて頂き査定を行わせて頂き、買取金額と内容を伝えします。

査定額のお支払

ご納得頂けましたら、その場で現金にてお支払いさせて頂きます。

常玉について

「東洋のアンリ・マティス」として知られ、その油彩には数十億円もの価値が付けられている常玉。言わずと知れた20世紀を代表する東洋屈指の名画家ですが、その評価が高まっていったのは意外にも死後のこと。また常玉といえば「台湾と馴染みの深い画家」ではあるものの、実は現地に一度も訪れないまま拠点のパリで生涯を終えています。あるカメラマンが尽力したことで、常玉の作品は台湾から日の目を見ることになりました。

そのカメラマンの名は、ロバート・フランク。常玉が一時、画家としての活動を休止していた50代の時に、ニューヨークで知り合ったスイス出身の写真家です。その頃の常玉は、まったく畑違いのビジネスに傾倒していた時期で、画家時代の人脈を伝手にパリから渡米したといわれています。そんな双方の接点は、ニューヨークが誇る老舗ファッション誌「ハーパース・バザー」。ロバートはハーパース・バザーのカメラマンとして活躍しており、一方の常玉はパリ時代の画商などを通じて同誌を頼ったそうです。

ちなみにパリ時代の常玉に、いち早く目を付けた画商の1人に「アンリ=ピエール・ロシェ」が挙げられます。常玉が20代前半で中国から渡った新境地・フランスは当時、ヨーロッパを代表する画家たちが集結していた「エコール・ド・パリ」の全盛期。駆け出しの常玉は、画商のロシェから経済的な支援にとどまらず、ピカソやデュシャンなど大物画家と交流を深める機会も多く与えられたといわれています。また常玉が通っていたグランド・ショミエール画塾は、かつてアンリ・マティスが教壇に立ったことも。時代は違えど、両雄には何か因果のような関係があったのかもしれません。

常玉はエコール・ド・パリの中心地「モンパルナス」で、のちの名作となる油彩やデッサンを数多く残します。その数は「立てる二人の裸婦」や「織物に横たわる裸婦」など700点以上に及び、名実ともにモンパルナスを代表する画家へと登り詰めていった常玉。しかし商売っ気がなかった常玉は、ロシェとの契約を3年で打ち切られ、長く貧困な生活を余儀なくされることに。ついには筆を置き、新たなビジネスチャンスを求めニューヨークで出会ったのが、ルームメイトのロバートでした。常玉の油彩に興味を持ったロバートは、自身が矢面に立つ形で企画展を開いていったものの、予想に反しアメリカでの評価は得られず。結局のところ常玉は、ロバートに家賃の代わりに自身の絵を授け、パリに引き返したといわれています。

晩年には、台湾政府から国立師範大学美術学科での教員要請を受けており、移住も視野に入れていた常玉。その間には、約40点の作品も台湾政府に郵送していたようです。しかし入国の手続きでトラブルがあり、移住は叶わないまま、その3年後にパリで70年の生涯を閉じることに。その後、台湾国立歴史博物館が、事前に郵送していた作品を所蔵する運びとなり、4回にわたる展覧会を開いた結果、常玉の才能は再評価されていきました。

また常玉の“餞別”を半世紀以上も温存していたロバートは1998年、アメリカ東部のイェール大学に「常玉奨学金」を開設。以前から親交のあった台湾サザビーズの初代競売人に、17点の常玉作品を預け、その一部を奨学金開設の資金に充てたといわれています。さらに初代競売人も、落札収益金の一部を台湾国立歴史博物館に寄贈し、晩年の常玉作品の修復などに使われたそうです。こうした経緯もあり、常玉作品は台湾の財団法人「立青文教基金会」が数多く所有しており、同会協力のもと、定期的に展示会などが開かれています。

略歴

1895年 国・四川省順慶(現:南充市)に生まれる
1910年 趙錫で絵画を学びはじめる
1917年 上海美術学院に入学
1920年 渡仏しグランド・ショミエール画塾に入学
1925年 フランスで開催された「秋のサロン展」で入選
1929年 フランス人の美術学生「ハルモニ」と結婚するも2年後に離婚
1929年 劉海洲や燕文良らとフランスで「中国美術協会」を設立
1948年 渡米しニューヨーク近代美術館で個展を開き、そのまま2年間ほどニューヨークに滞在
1963年 台湾政府より国立師範大学美術学部での教員要請を受ける
1966年 パリ・モンパルナスのアトリエにてガス中毒で死去。享年70歳
1978年 台湾国立歴史博物館で初の回顧展が開催される
2001年 台湾国立歴史博物館で「常玉生誕100周年記念」が開かれる
2009年 イギリス・クリスティーズ・インターナ ショナル主催の香港オークションにて「猫と鳥たち」が約5億1300万円で落札される
2010年 イギリス・クリスティーズ・インターナ ショナル主催の香港オークションにて「青と白の植木鉢に植 えられた菊」が約5億8000万円で落札される
2020年 サザビーズ香港オークションにて「Quatre Nus」が約34億1000万円で落札される

お客様の声

コロナで部屋を整理してたら、見慣れぬ絵画が。祖父曰く「フランスに出張していた時に買った」とのこと。査定の結果、思わぬお宝だと実感。漫画のような話ですが、本当にあったリアルなことです。

岐阜県各務原市 W・K 様

遺産整理からの買取の流れでした。とてもスムーズだったので、また利用したいと思います。気になる鑑定額は、本当にQ&Aの通りでした。相場とかはよく分かりませんが、サイトに記載してある通りだったので、信頼できると思いました。

東京都江東区 E・M 様

多分ですが、常玉を知っている日本人って、そうそういないかと。だから我楽洞に頼みました。本当に値打ちのあるものは、我楽洞のような真贋の見極めに定評のあるお店じゃないと、その価値は計り知れないものです。私は迷ったら我楽洞と決めています。今回も満足のいく査定に感謝しかありません。

神奈川県横浜市都筑区 F・K 様

中国美術-お客様の声3

私は中国の美術品が好きで買い集めていましたが、諸事情で今回、一部を処分することになりました。
中国の美術の最新情報の話も聞けてよかったです。何かあれば次回も依頼したいです。

神奈川県鎌倉市 O.S 様

中国美術-お客様の声2

中国の陶磁器を売りたいと思ってネットで探しましたが、信頼できそうな業者が見つからず苦労しました。
最終的にこちらにお願いして良かったです。

新宿区東京都 村山雅弘 様

中国美術-お客様の声1

中国の近代アートを集めていましたが、多くなりすぎたのでの処分したいと思い今回、連絡しました。
担当の方から美術品について話をしてもらい、勉強になりました。
また機会があればよろしくお願いします。

杉並区東京都 I.O 様

常玉作品の買取で選ばれる理由

  • 査定料は無料

    査定料は一切かかりません。その他、キャンセル料、出張買取時の出張料などが無料です。

  • スピード査定

    長いお時間は頂きません。その場ですぐに査定し買取金額をご提示致します。

  • 当日査定OK

    東京都内、神奈川、千葉、埼玉なら当日のご依頼でもお伺い致します。

  • 経験豊富な鑑定士による査定

    数多くの常玉作品を査定してきた我楽洞の鑑定士が高価買取させて頂きます。

  • 100,000点以上の買取実績

    業界ナンバー1の実績
    他店では買取を断られたお品もご相談ください。

  • 高価買取

    我楽洞独自の流通ルートを確保しているため、高価買取が可能です。

  • 手間なし

    査定は玄関先で行いますので、お部屋の準備は不要です。

  • 全国対応

    我楽洞は日本全国対応しております。関東から遠方であっても出張費用は無料です。

東京美術商協同組合に加盟

我楽洞は正確な査定をおこない、お品物を適正価格で買い取りさせて頂いております

東京美術商協同組合は、厳しい入会規定を設けており約500名の有力組合員で組織されており、その信用は国内はもとより、海外からも高く評価されております。
「絵画・掛け軸を高価買取致します」と謳う、ほとんどの業者はこのような信頼性の高い組合に属していることはありません。
もし、他社でご検討していらっしゃる事があれば、どのような組合に所属しているか、あるいは所属していないかを事前にお調べ頂く事をおすすめしております。

鑑定士紹介

私たちが責任をもって、お客様の大切なお品物を鑑定・買取させて頂きます。

我楽洞から皆さまへ

我楽洞では、絵画、書画、陶器を中心とした美術品、骨董品、中国美術をお買い受けする専門業者です。 長年業界に携わり年間鑑定10,000件以上と豊富な経験を持つ専門スタッフが鑑定をさせて頂きます。

この機会に、ご相談くださいませ。