中国骨董・美術品の基本用語集
中国美術品の世界には、聞き慣れない用語や専門的な品目名が数多くあります。
このページでは、中国美術や骨董品の買取・査定を検討されている方のために、よく使われる用語を分かりやすく解説しています。気になる言葉があれば、ぜひこちらでチェックしてみてください。
陶磁器・工芸品に関する用語
| 青花(せいか) |
白磁にコバルト顔料で絵付けされた磁器。元・明・清時代に多く見られる。 |
| 粉彩(ふんさい) |
淡い色調の絵付け技法。清朝・雍正~乾隆期に発展した磁器装飾。 |
| 紫砂壺(しさこ) |
宜興窯で作られる紫泥の急須。茶器としても美術工芸品としても評価が高い。 |
| 景徳鎮(けいとくちん) |
中国最大の磁器生産地。皇帝御用窯として知られ、宋代から発展。 |
| 汝窯(じょよう) |
宋代五大名窯の一つ。青磁の中でも特に希少で高価。皇室用として製造された。 |
| 官窯(かんよう) |
宋~明時代の官営窯。宮廷専用の高級陶磁器を制作。 |
| 定窯(ていよう) |
白磁で有名な宋代の窯。繊細な彫文が特徴。 |
| 鈞窯(きんよう) |
釉薬の流れによる偶然性を活かした斑紋が特徴の宋代磁器。 |
| 琺瑯彩(ほうろうさい) |
磁器にエナメル彩を施す清朝宮廷技法。乾隆期に最も精緻化した。 |
書画・印材・文房具に関する用語
| 画帖(がじょう) |
複数の書画作品を綴じた冊子。小品を集めた形式で文人や収集家に人気。 |
| 書画(しょが) |
書道と絵画を合わせた言葉。中国美術で最も重視されるジャンルの一つ。 |
| 印材(いんざい) |
印章を彫るための石材。寿山石・田黄石などが有名で高価。 |
| 田黄(でんおう) |
印材の中でも最上級とされる黄色い寿山石。希少で高額査定が期待できる。 |
| 篆刻(てんこく) |
印章に文字を刻む芸術。書と並び中国文人文化の一部。 |
| 拓本(たくほん) |
石碑や金石に刻まれた文字を墨で写し取ったもの。学術・美術的価値がある。 |
| 古墨(こぼく) |
清以前に製造された墨。見た目の美しさや香り、書き味も評価対象。 |
| 文房四宝(ぶんぼうしほう) |
筆・墨・硯・紙の4つの書道道具。鑑賞・収集対象にもなる。 |
| 硯(すずり) |
墨をするための道具。端渓硯(たんけいけん)などは高額買取対象。 |
仏教美術・宗教工芸に関する用語
| 鍍金仏(ときんぶつ) |
銅製の仏像に金メッキを施したもの。唐?清時代の仏教美術で人気が高い。 |
| 香炉(こうろ) |
香を焚く器。青銅製や七宝焼の宮廷用香炉は高額査定の対象。 |
| 白玉(はくぎょく) |
上質な白い玉石。香炉や置物などに用いられ、美術的価値が高い。 |
| 翡翠(ひすい) |
緑や白の硬玉。彫刻や装飾品として人気で、中国では古来より珍重されてきた。 |
| 金銅仏(こんどうぶつ) |
金メッキが施された銅製仏像。唐?清時代に多く制作された。 |
| チベット仏像(ちべっとぶつぞう) |
チベット密教由来の仏像。法器を持った神仏などが特徴。 |
| 五鈷杵(ごこしょ) |
(密教で使われる法具。青銅製・金剛杵は仏教美術として評価される。 |
古書・歴史関連の用語
| 古籍(こせき) |
明以前に印刷・筆写された中国の古文書。学術的にも美術的にも高価。 |
| 木版本(もくはんぼん) |
木の版木で刷られた古書。宋〜清時代に広く用いられた。 |
| 拓本帖(たくほんじょう) |
拓本を冊子形式にまとめたもの。書法研究や美術品として扱われる。 |
時代・評価に関する用語
| 宮廷美術(きゅうていびじゅつ) |
皇帝や宮廷のために制作された美術品。技術・素材ともに最高峰。 |
| 真筆(しんぴつ) |
作家本人の筆による作品であること。真贋判定の評価基準。 |
| 在銘(ざいめい) |
作者名や印章が作品に記されていること。査定時に重要な要素。 |
| 唐時代(とうじだい) |
618~907年。国際色豊かな文化が栄え、仏教美術や陶磁器が発展。 |
| 宋時代(そうじだい) |
960~1279年。青磁や文人文化が発展し、美術品の質が向上。 |
| 元時代(げんじだい) |
1271~1368年。モンゴル系王朝。青花磁器の発祥時期としても有名。 |
| 明時代(みんじだい) |
1368~1644年。景徳鎮磁器の全盛期。書画・工芸も高評価。 |
| 清時代(しんじだい) |
1644~1912年。粉彩や琺瑯彩など技術が発達し、工芸の頂点を迎える。 |