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片岡球子はすべての作品が我楽洞では高額買取対象です
片岡球子(かたおか たまこ)作品は日本画家のなかでも特に世界的に評価が高く、買取を行なう業者によってその価格は大きく異なります。適正な価格で売却するためには、専門の鑑定士による正確な査定が欠かせません。
業界NO1の実績を誇る「我楽洞」では、先代の社長(現会長)が球子先生のお弟子さんと知り合いで、その縁が元で親しくなり球子先生が100才の時に「我楽洞」の屋号(看板)を書いて頂きました。この看板は球子先生にとって最初で最後の物です。
ただ今、片岡球子(かたおかたまこ)作品を高価で買取しております。ぜひ私たちにお任せください。
片岡球子の買取実績
- めでたき赤富士
- 赤富士の力強さを独特の表現で描いています。自然の美しさを大胆に表しているところが魅力的な作品です。
- 乙女
- 着物を着た若い女性の作品。あどけない表情を捉えつつ、若さ・美しさを表しています。
- 人形
- 人形のかわいらしさと人形が持つ世界観を独自の視点で表現。ある種の華やかさをも感じる作品です。
- 竹富士
- 見るものに強力なエネルギーを与える作品。赤富士としっかりと立ちつくす竹が絶妙なバランスで表現されています。
片岡球子作品の買取について
片岡球子とは
片岡球子は(1905年(明治38年)-2008年(平成20年))、北海道札幌市の出身で昭和、平成の時代に活躍した日本画家です。平成元年には、文化勲章を受章しています。
幼いころから絵画を好んで描いており、勉強にも熱心で一時期、医者を目指していたこともありました。18歳には、東京の女子美術学校に入学し、日本画家の吉村忠夫に師事します。卒業後は横浜で小学校の教師として働き、それと同時に画家としての活動もしていました。
25歳には、日本美術院展に「枇杷」が入選しましたが、日本美術院に反対していた吉村忠夫からは破門されることになりました。
その後は、横山大観、小林古径、前田青邨らと交流をし始めます。片岡球子の作品は大胆でダイナミックな色使いである作風であるため、一部の人から「ゲテモノ」と言われましたが、小林古径からは「作風を変えてはいけない」と励まされました。
その後、人物画にも興味を持ち、その個性が開花しします。人物を描く際には、そのモデルとなる人物を入念に研究してから描いていました。
41歳には、日本画家、能書家である安田靫彦に入門しさらに腕を磨き上げました。50歳になって学校の教師を定年退職し、画業に専念。その時には、火山や富士山に興味を示し、全国の山を題材にして作品を描いていました。
61歳からは「面構(つらがまえ)」シリーズを描き始め、「面構 足利尊氏」「面構 徳川家康公」「面構 葛飾北斎」などが有名となりました。また「富士山」のシリーズも高い評価を受けるようになり、生涯現役の画家として活動。103歳で亡くなりました。
略歴
1905年 | 北海道札幌市に生まれる。 |
1923年 | 女子美術専門学校(現:女子美術大学)日本画科高等科に入学。 |
1930年 | 日本美術院再興第17回展(院展)に出品、「枇杷」が初入選。 |
1946年 | 第31回院展無鑑査出品作品「夏」日本美術院賞受賞。以後、同賞、白寿賞、大観賞などを受賞。 |
1948年 | 第33 回院展出品作品「室内」が日本美術院賞受賞。 |
1952年 | 第37 回院展出品作品「美術部にて」が日本美術院賞、大観賞受賞。 |
1955年 | 女子美術大学日本画科の専任講師に就任。助教授を経て教授となる。 |
1966年 | 愛知県立芸術大学日本画科の主任教授に就任。「面構」「富士山」両シリーズの制作を開始。 |
1976年 | 勲三等瑞宝章を受章。 |
1982年 | 日本芸術院会員となる。 |
1986年 | 文化功労者に選出される。 |
1987年 | 「片岡球子展」開催される。 |
1989年 | 文化勲章受章。 |
2008年 | 急性心不全のため逝去。享年103歳。叙従三位。 |
片岡球子の代表作品
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- 面構シリーズ
- 歴史上の人物を独自の視点で描いた代表作。顔の表情を強調する迫力ある筆致で、片岡球子の個性を際立たせています。
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- 富士山シリーズ
- 生涯にわたり描き続けたモチーフ。赤富士や雪化粧の富士など、鮮やかな色彩で日本の象徴を表現しています。
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- 裸婦シリーズ
- 女性の身体を題材にした作品群。力強い筆致と鮮やかな色彩で、生命力や表現の自由を象徴しています。
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- 花の作品
- 牡丹や椿など身近な花を大胆に描いた作品。鮮やかな色彩と独自の構図が、片岡球子らしい個性を際立たせています。
片岡球子作品の高額査定ポイント
人気の作品なら査定額に期待
片岡球子の作品の中でも、特に富士山を題材にしたシリーズは人気が高く、高価査定が期待できます。作品サイズが大きいほど評価額が上がる傾向があります。
保存状態は査定に大きく影響
作品にカビやシミ、日焼けあるいは破れ・破損がある場合には、査定に大きく影響してしまいます。普段から風通しの良く直射日光が当たらない場所に保管するのが良いでしょう。
鑑定書があれば査定がよりスムーズに
対象の作品に鑑定書があれば、査定の際に一緒にご提示ください。鑑定書があることによって一定の価値が確認でき買取がよりスムーズに行なうことができます。
所載物・本に出てる作品は査定額に期待
美術書や展覧会図録などに掲載された片岡球子作品は、知名度・評価が裏付けられているため査定額も上がる傾向があります。
片岡球子作品の買取に関してよくあるご質問
片岡球子の作品で人物を描いたものを所有しています。買取可能でしょうか?
実物を見てみないとわかりませんが、おそらく「面構」の可能性があります。一度ご連絡ください。
鑑定書がない片岡球子の作品でも買取できますか?
鑑定書がなくても専門の鑑定士が真贋を確認し、適正価格で査定いたします。お気軽にご相談ください。
片岡球子の版画やリトグラフも買取対象になりますか?
はい、日本画だけでなく版画・リトグラフも査定・買取を行っています。シリーズや制作年代によっても評価が変わりますので、ぜひお知らせください。
出張買取をお願いすると料金はかかりますか?
出張費や査定料は一切いただいておりません。全国どこでも無料で対応しておりますので、初めての方でも安心してご依頼いただけます。