KYNEの買取価格は高額です

KYNE（キネ）は1988年に福岡県に生まれ、現在も福岡を拠点に活動する現代アーティストです。
学生時代にデザインや美術を学び、人物デッサンやストリートアートに関心を深めていきました。やがてスプレーを用いた人物表現にも取り組むようになり、都市空間とアートの関係に強い影響を受けていきます。

大学では日本画を学び、伝統的な描写や線の表現に触れたことをきっかけに、平面的な構成や線の美しさを重視した独自のスタイルを確立していきました。卒業後は、アクリル絵具を用いたモノクロームの線画による人物表現へと展開し、日本画で培った感覚を現代的なストリート表現へと応用しています。

無表情で匿名性の高い女性像「KYNE-girl」は、作家を象徴するモチーフとして知られています。感情を特定しない表情で描かれた人物像は、鑑賞者それぞれが自由に解釈できる余白を残しており、洗練された都会的な印象を与えます。こうした作品をステッカーなどの形で発表する活動を通じて、徐々に注目を集める存在となりました。

2018年にはSBIアートオークションにおいてKYNEの作品が高額で落札され、大きな話題となりました。さらに2021年には、アディダス オリジナルズとのコラボレーションシリーズ「adidas Originals by KYNE」を発表し、アートとファッションの分野を横断する活動でも注目を集めています。
クールで現代的な女性像を描くKYNEの作品は、現在も国内外から高い関心を集めています。

代表作品

• Untitled (2018年)：月刊誌『Casa BRUTUS』2018年4月号の表紙を飾った作品で、マグカップを持つ女性を描いた代表作
• 村上隆とのコラボレーション作品（2021年）：カイカイキキギャラリーでの個展で発表された、世界的アーティスト村上隆との共作
• STAN SMITH KYNE（2021年）：アディダスとのコラボスニーカーで、左右非対称のデザインにKYNE-girlがプリントされた人気作品

略年表