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取扱作家

佐々木象堂(ささき しょうどう)

1882年-1961年

買取できる品目

佐々木象堂について

佐々木象堂(ささき しょうどう)は、昭和時代に活躍した鋳金家です。重要無形文化財「蝋型鋳造」保持者(人間国宝)としても有名です。

1882年に新潟県佐渡郡に生まれた佐々木象堂は、1901年に鋳金家・初代宮田藍堂に入門して蝋型鋳造を学びました。

1927年の第八回帝展に出品した「鋳銀孔雀香炉」が特選を受賞すると、2年後の第十回帝展でも特選を受賞します。1958年には第五回日本伝統工芸展にて文化財保護委員会委員長賞も受賞し、翌年には日本工芸会総裁賞受賞するなど、輝かしい成績を多数収めます。帝展審査員、文展審査員を務めあげた経験もあります。

佐々木象堂は数多の困難を乗り越えて蝋型鋳金の頂点に登りつめた人物としても有名です。象堂は幼少期に貧しい家庭で育ち、芸術的な才能やものづくりの才能があったにもかかわらず幼い頃から学ぶことが難しい状況でした。幼少期は奉公に出て、18歳になってからようやく上京することができたのです。

初めは画家を目指していましたが、ひどい近視のために画家になることを諦めざるを得ず、帰郷してから彫金家を目指すようになりました。特に小さな頃は苦労が絶えませんでしたが、25歳でキリスト教の洗礼を受けてアール・ヌーボーを吸収してからは、今までとは違った新たな作風が生み出せるようになります。最初のうちは伝統的な制作に打ち込んでいましたが、无型(むけい)会の前衛工芸家集団を結成した頃にオリジナル作品への転換期を迎え、見事成功をおさめることができたといわれています。

略歴

1882年 新潟県佐渡郡に生まれる
1901年 鋳金家「宮田藍堂」に師事
1926年 无型(むけい)会の結成に参加
1927年 第八回帝展に出品した「鋳銀孔雀香炉」が特選を受賞
1929年 第十回帝展に出品した「金銅鳳凰置物」が特選を受賞
1958年 第五回日本伝統工芸展に出品した「瑞鳥」が文化財保護委員会委員長賞を受賞
1959年 第六回日本伝統工芸展に出品した「采花」が日本工芸会総裁賞を受賞
1960年 重要無形文化財「蝋型鋳造」保持者(人間国宝)に認定
1961年 死去。享年78歳

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