石井康治の買取価格は高額です

石井康治について

石井康治（いしい こうじ）は、日本を代表するガラス工芸家の一人です。「いいちこ」やＡＧＦ「炭焼珈琲」のボトルのデザインがデザインコンペティション優秀賞を受賞したとしても知られています。

1946年に千葉で誕生した石井康治は、東京芸術大学美術学部でセンスを磨いたうえで1971年に東洋ガラス株式会社に入社し制作デザインをしながら、自らもガラス製品の製作を始めます。1977年には東洋ガラス株式会社を退社しガラス作家として独立します。

独立後は、数々の個展を開き、工芸協会のガラス展に出品を続けます。1985年には、「いいちこ」シルエットボトルのデザインがジャパンパッケージデザインコンペティション特別賞を受賞し、翌年「いいちこ light」のボトルデザインを任されます。

石井康治の作品は、自然や四季の移り変わりの美しさを表現した作品が多く、自然の中でも青森の自然に魅了された石井は1991年、青森に「石井グラススタジオ青森工房」を開設し「樹映」シリーズや彩花文器など数多くの作品を創作します。

1996年に50歳という若さで亡くなりますが、石井康治の作品は、東京国立近代美術館や青森県立美術館などに所蔵されています。現在でも数多くの作品が残されており多くのファンを魅了しています。

略歴