呉市の絵画買取なら我楽洞

広島県呉市と絵画の歴史

呉市は広島県の南西部に位置します。市の南側は瀬戸内海に面しています。呉の地名の由来は、「周囲の山々で採れる造船用の木材を「くれ（榑）」とよんでいたことから」、「周囲を囲む山々を『きゅうれい（九嶺）』とよび、それが転じて『くれ』になった」など諸説あります。穏やかな瀬戸内海に面しながらも周囲を島に囲まれている呉は、天然の良港として海と共に歴史を刻んできました。室町時代には「村上水軍」が呉も拠点にして芸予諸島周辺で勢力を伸ばしました。明治時代以降は、海軍の拠点として、隣接する広島市とともに軍事都市としての性格を強めました。世界最大の戦艦ともいわれる「大和」は呉で建造されました。1902年（明治35年）に呉市が誕生します。戦後は海上自衛隊呉基地が置かれています。現在は、造船、鉄鋼、機械、金属などを中心に工業都市として発展しています。

呉市には「呉市立美術館」があり、呉市にゆかりのある作家の作品を収蔵しています。「南薫造（みなみくんぞう）」は、大正から昭和時代にかけて活躍した洋画家です。現在の呉市で生まれた南は、東京美術学校（現在の東京藝術大学）で「岡田三郎助」に師事します。卒業後は、イギリスに留学し、欧米諸国をめぐり、絵画の研究を深めました。文展の審査員や東京美術学校の教授などの要職を歴任しました。

「水船六洲（みずふねろくしゅう）」は、昭和時代に活躍した版画家で彫刻家です。呉市で生まれた水船は、東京美術学校（現在の東京藝術大学）を卒業後、私立の小学校で教諭や校長を務めながら日展に作品を出品し、その多くが特選などを受賞しました。南薫造と水船六州の作品は、呉市立美術館に収蔵されています。また、それぞれの作家をしのぶコレクション展も開催されています。

南薫造や水船六州の他に呉市立美術館に収蔵されている作家として、「小磯良平」「白髪一雄」「浜口陽三」「元永定正」「李禹煥」「オーギュスト・ロダン」「オーギュスト・ルノワール」などがあげられます。呉市には「蘭島閣（らんとうかく）美術館」もあります。公益財団法人の蘭島文化振興財団が運営する美術館です。日本の近代絵画や呉ゆかりの作家の作品を展示しています。また、「蘭島閣美術館　別館」では、洋画家の「寺内萬治郎」の作品を展示しています。

絵画買取を専門とする我楽洞では、呉市において希少性の高い絵画作品をはじめ、著名画家が描いた作品を出張買取させて頂いております。その他、遺品整理や生前整理などでお手持ちのお品物を売却される際は、是非お声掛け下さいませ。絵画を専門に数十年に渡る鑑定実績をもつ、熟練の鑑定士が呉市のご自宅に出張査定させて頂きます。
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【呉市の絵画買取対象作品】
日本画、洋画、現代アート、リトグラフ、掛け軸、浮世絵、版画、仏画、山水画、花鳥画、木版画、屏風、書、襖絵、ガラス絵、板絵、エッチング、シルクスクリーン、色紙、短冊、古文書、和本、手紙、葉書、古書、地図、肉筆、古筆、画賛、版画、油絵、水彩画、中国絵画、中国掛け軸、朝鮮絵画、その他希少価値が高い歴史的な絵画作品、その他有名作家作品

我楽洞は、東京美術商協同組合員です。

東京美術商協同組合とは？

明治40年に、美術書画骨董商の有識者が集まり株式会社東京美術倶楽部が設立されました。
「日本画」「洋画」「工芸」作品の鑑定をおこなっており、厳正かつ公平、科学的鑑定や専門家の見解を元に鑑定結果で真作作品には鑑定証書が発行されます。 又、日本画家15名・洋画家7名の著作権管理も行い、海外からも高い評価をうけており、日本国内の美術品の保存・活用ならびに美術の普及活動にも力を入れている。

上記以外にも、同施設にて「東美特別展」「東美アートフェア」「東美正札会」「21世紀展」「済美茶会」など様々な催事を企画・運営もしております。

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