埼玉県加須市の絵画買取なら我楽洞

埼玉県加須市と絵画の歴史

加須市は、埼玉県の北東部に位置し、市の北側で群馬県や栃木県と、東側で茨城県と接しています。市内には利根川や渡良瀬川が流れ、ラムサール条約に登録されている渡良瀬遊水地もあります。加須の地名の由来は、古くは「加増」「加津」「神増」と表記されていたものを江戸時代に「加須」へ改められた説や、16世紀に創建された光明寺の開基を行った「加須内蔵丞長高」の姓「加須」にちなんだ説などがあります。
古くから利根川の存在が、加須に大きく影響していました。利根川沿いを中心に豊かな土壌が広がっていることから、古くから農業が発達しました。利根川の水運の宿場町として、また平安時代に建立された「不動ヶ岡不動尊總願寺」の門前町として加須は栄え、織物産業も発展するようになりました。1954年（昭和29年）に加須市が誕生します。以後2010年（平成22年）までに、周辺にあった町村と合併して現在の加須市が形成されました。現在でも農業生産が活発で、米や小麦の生産は県内有数の規模を誇ります。

加須市にゆかりのある美術家として「羽川珍重（はがわちんちょう）」「斎藤与里（さいとうより）」を紹介します。羽川珍重は、江戸時代中頃に活躍した浮世絵師です。現在の埼玉県川口市で生まれた羽川は、江戸で鳥居派の祖である鳥居清信に師事して役者や芝居を題材にした絵画を学びました。その後は、絵描きで収入を得て生活していましたが、気が向かなければ作品制作に取り組まなかった、というエピソードが残されています。加須市内にある神社に『神楽絵馬』を奉納しました。

斎藤与里は、明治から昭和時代にかけて活躍した洋画家、美術評論家です。現在の加須市で生まれた斎藤は、京都で浅井忠、鹿子木孟郎（かのこぎたけしろう）に洋画を学び、鹿子木とともにフランスに渡り、フランス最後の歴史画家として知られるジャン・ポール・ローランスに師事しました。帰国後は雑誌『白樺』などを通して、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャンなどの画家を日本に紹介しました。1912年（大正元年）には、岸田劉生、高村光太郎らと「フュウザン会」を結成。その後、大阪府枚方市などにあった大阪美術学校の創設に参加し、教授を務めました。代表作『収穫』『水郷の夏』などの作品は文展や帝展で特選に選ばれました。1959年（昭和34年）には、加須市の名誉市民に推挙されました。

絵画買取を専門とする我楽洞では、加須市において希少性の高い絵画作品をはじめ、著名画家が描いた作品を出張買取させて頂いております。その他、遺品整理や生前整理などでお手持ちのお品物を売却される際は、是非お声掛け下さいませ。絵画を専門に数十年に渡る鑑定実績をもつ、熟練の鑑定士が加須市のご自宅に出張査定させて頂きます。
事前の絵画簡易査定をご希望の場合は、メールもしくはLINEにて売却希望の絵画作品の画像をお送り下さいませ。お品物のご説明と簡易査定額をご提示させて頂きます。

【加須市の絵画買取対象作品】
日本画、洋画、現代アート、リトグラフ、掛け軸、浮世絵、版画、仏画、山水画、花鳥画、木版画、屏風、書、襖絵、ガラス絵、板絵、エッチング、シルクスクリーン、色紙、短冊、古文書、和本、手紙、葉書、古書、地図、肉筆、古筆、画賛、版画、油絵、水彩画、中国絵画、中国掛け軸、朝鮮絵画、その他希少価値が高い歴史的な絵画作品、その他有名作家作品