茶道具と神奈川県海老名市の歴史
神奈川県内に群がる全13市のなかで、面積が3番目に小さい海老名市。人口も約14万人ながら、市内には3路線の鉄道が走り、合計9つの駅が設置されています。また圏央道の開通に伴い海老名市に初のインターチェンジが設けられたことで、ここ数年、県内トップの人口増加率を維持しているのも特徴の1つです。
それとは別に旧来の東名高速道には、複数の日本一を保持する海老名サービスエリアがあることでも知られています。年間利用者数や50軒を超えるショップ数(ともに上下線合わせて)、911箇所ある全国高速道路施設の人気ランキング(2019年)などが主な日本一です。なお2018年には「48時間で最も多く販売されたメロンパン」で海老名SAの店舗が2万7000個以上を記録し、ギネス世界一に認定されました。
そのほか2000年頃から大々的に開催されている海老名市大谷地区の「鯉のぼり」も、今や春の風物詩として定着。さらに近年は小田急・海老名駅から5分ほど進んだ、相模国分寺跡で開かれる茶道の人気行事「野点茶会」も注目度を高めつつあります。こうした伝統的なイベントとは対照的に、目覚ましい再開発を遂げているのが海老名駅の周辺エリアです。
南側に設置されている小田急小田原線の駅舎と、相鉄本線およびJR相模線の駅舎が自由通路で直結する海老名駅。小田急側は出口コンコースの先に複合商業施設「ビナウォーク」が設けられており、イオンやショッパーズプラザ海老名なども集まります。JR側にのびる自由通路上にはロマンスカーミュージアムに加え、商業施設とマンション・オフィスが一体化したビナガーデンズテラスも。そしてJR側の出口前は、2022年にリニューアルオープンを遂げた「ららぽーと海老名」を軸とし、今後の再開発が予定されています。
海老名市で茶道具買取を専門とする我楽洞では、これまで希少性の高い茶道具をはじめ、有名な作家や職人が制作した茶道具を出張買取させて頂いております。また、「遺品整理をしていたら古い茶道具が出てきた」、「引越しをするため片付けをしていたら茶道具があった」などお手持ちの茶道具を整理したい際は、我楽洞にご連絡ください。
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主な買取対象の茶道具としては、茶碗・茶杓・御風炉・釜・茶掛けなど幅広くあります。その中には、三千家ゆかりのものや著名な茶人が愛用した茶道具、千家十職と称される職人たちによって作られた茶道具も含まれます。また、中国や朝鮮など外国で作られた茶道具も買取対象です。茶道具を売るなら、業界有数の買取実績があり、国内最高峰の美術商の組合「東京美術商協同組合」に加盟している「我楽洞」へお任せ下さい。
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海老名市で買取対象の主な茶道具
茶碗、茶杓、御風炉、茶掛、花入、棗、蓋置、水指、風炉先、御釜、茶入、香炉、香合、菓子器、銘々皿、炉縁、茶棚、急須、建水、茶托、鉄瓶、土瓶、帛紗、書付もの、その他茶道具
千家十職の茶道具
表千家、裏千家、武者小路千家、遠州派、江戸千家、上田宗箇流、織部流、石州流、藪内流、その他の流派の茶道具
主な流派の茶道具
千利休、利休七哲、蒲生氏郷、細川忠興、古田重然(織部)、牧村利貞(兵部)、高山右近(重友)、芝山宗綱(監物)、前田利長、瀬田正忠、鎌倉時代の茶人、室町時代の茶人、安土桃山時代の茶人、江戸時代の茶人、明治時代の茶人、大正時代の茶人、昭和時代の茶人、その他有名な茶人
茶人が愛用した茶道具
樂吉左衛門、大西清右衛門、中村宗哲、駒沢利斎、中川浄益、土田友湖、奥村吉兵衛、飛来一閑、黒田正玄、西村(永楽)善五郎
海外で作られた茶道具
中国茶道具、朝鮮茶道具、外国の茶道具
その他、希少価値が高い茶道具、その他有名作家や職人の茶道具を買い取りしております。
海老名市での強化買取中の茶道具作家
大樋長左衛門
大樋長左衛門(おおひ ちょうざえもん)は、京都を発祥とする楽焼の茶器を手掛ける大樋焼の屋号で、現在は十一代目が当代を務めています。約350年の歴史があり、現在でも「楽家脇窯」として楽焼を正式に公表される唯一の家元です。
初代の土師長左衛門が開窯し、「飴釉の釉技」を後世に伝えました。四代目は「黒楽茶碗」を確立し、五代目は「大樋焼 中興の祖」と呼ばれ大きな黒茶碗で評価されました。八代目以降は茶道界との関係を深め、九代目は黒幕釉の陶才を発揮しました。十代目は陶芸界に大きく貢献し、文化勲章や文化功労者に輝いています。現在の十一代目は陶芸家でありながら世界的デザイナーでもあり、国内外で活躍しています。
高橋敬典
高橋敬典(たかはしけいてん)は、1920年に山形で生まれた金工家であり、本名は高橋高治(たかじ)と言い、人間国宝に認定された人物としても知られています。
1950年に釜師である長野垤志に師事し、金工の技術を深く学びました。その後、日展で初入選し、昭和天皇にも釜を献上するなどしました。1996年には重要無形文化財(人間国宝)に認定されました。
高橋敬典は、芸術性を追求しながらも実用性のある釜や鉄瓶を創り上げ、新たな造形にも挑戦しました。2009年には慢性腎不全により88歳で亡くなりました。代表的な作品には、第10回日本伝統工芸展で奨励賞を受賞した「砂鉄松文撫肩釜」、第23回日本伝統工芸展でNHK会長賞を受賞した「甑口釜」などがあります。