茶道具と滋賀県大津市の歴史
大津市は滋賀県の県庁所在地で、琵琶湖に面した美しい土地です。人口は約34万人で滋賀県内でも最も人口の多い都市の一つです。琵琶湖の清らかな水と周囲の山々に囲まれたこの地域、四季折々の美しい風景が楽しめ、観光スポットとしても知られています。世界的文化遺産である延暦寺や、日本の美しい風景を称えた近江八景など、大津市は歴史と自然が織りなす素晴らしい魅力に満ちています。
茶道具の歴史に触れると、大津市では茶道に関連する多くの工芸品が製作されてきました。特に竹細工師として知られる職人たちは、茶道具の製作において重要な役割を果たしてきました。竹を巧みに編み込んで作られた美しい茶筅(ちゃせん)や茶碗などは現在でも茶道の場において主要なお茶道具として使用されています。
千家十職の一人、竹細工・柄杓師の黒田正玄は、関ヶ原の戦い以後、改易、浪人となったため、大津で竹細工職人になりました。主に竹細工・柄杓師、台子、香合などの茶道具を作り上げ、現在は14代目が当代を務めています。
大津市で茶道具買取を専門とする我楽洞では、これまで希少性の高い茶道具をはじめ、有名な作家や職人が制作した茶道具を出張買取させて頂いております。また、「遺品整理をしていたら古い茶道具が出てきた」、「引越しをするため片付けをしていたら茶道具があった」などお手持ちの茶道具を整理したい際は、我楽洞にご連絡ください。
お手元にある大切な茶道具は、専門の鑑定士にお任せいただいた方が傷つけることなくより高い金額で査定ができます。数十年に渡る鑑定実績をもつ、我楽洞の茶道具専門の鑑定士がご自宅にうかがって、大切な茶道具を出張査定および買取をさせて頂きます。
主な買取対象の茶道具としては、茶碗・茶杓・御風炉・釜・茶掛けなど幅広くあります。その中には、三千家ゆかりのものや著名な茶人が愛用した茶道具、千家十職と称される職人たちによって作られた茶道具も含まれます。また、中国や朝鮮など外国で作られた茶道具も買取対象です。茶道具を売るなら、業界有数の買取実績があり、国内最高峰の美術商の組合「東京美術商協同組合」に加盟している「我楽洞」へお任せ下さい。
事前の茶道具簡易査定をご希望の場合は、メールもしくはLINEにて売却希望の茶道具作品の画像をお送り下さいませ。お品物のご説明と簡易査定額をご提示させて頂きます。
大津市で買取対象の主な茶道具
茶碗、茶杓、御風炉、茶掛、花入、棗、蓋置、水指、風炉先、御釜、茶入、香炉、香合、菓子器、銘々皿、炉縁、茶棚、急須、建水、茶托、鉄瓶、土瓶、帛紗、書付もの、その他茶道具
千家十職の茶道具
表千家、裏千家、武者小路千家、遠州派、江戸千家、上田宗箇流、織部流、石州流、藪内流、その他の流派の茶道具
主な流派の茶道具
千利休、利休七哲、蒲生氏郷、細川忠興、古田重然(織部)、牧村利貞(兵部)、高山右近(重友)、芝山宗綱(監物)、前田利長、瀬田正忠、鎌倉時代の茶人、室町時代の茶人、安土桃山時代の茶人、江戸時代の茶人、明治時代の茶人、大正時代の茶人、昭和時代の茶人、その他有名な茶人
茶人が愛用した茶道具
樂吉左衛門、大西清右衛門、中村宗哲、駒沢利斎、中川浄益、土田友湖、奥村吉兵衛、飛来一閑、黒田正玄、西村(永楽)善五郎
海外で作られた茶道具
中国茶道具、朝鮮茶道具、外国の茶道具
その他、希少価値が高い茶道具、その他有名作家や職人の茶道具を買い取りしております。
大津市での強化買取中の茶道具作家
松永耳庵
松永耳庵(まつなが じあん)は三井財閥の実業家であり、「電力王」として知られる人物です。彼は電力業界で活躍し、美術品の収集家としても名を馳せた茶人でもありました。また、近代三大茶人の一人として益田鈍翁や原三溪と並び称されます。
福澤諭吉の門下生になり慶應義塾で学んでる折に福澤桃介と出会いその後事業を共にしました。彼は電力業界の再編や戦後のインフラ構築に貢献しました。
還暦のころになると茶の湯の世界に入り、「耳庵」という号を持ち、茶道と美術品の収集に情熱を注ぎました。松永耳庵のコレクションの中でも「釈迦金棺出現図」は特に有名で、現在は京都にある国立博物館で保管されてます。
飛来一閑
飛来家は一閑張細工師の家系であり、千家十職の一つである飛来一閑(ひき いっかん)の代々の当主が襲名しています。彼らは一閑張の技法を使い、茶道具や漆工芸品を制作してきました。飛来家は明から日本に渡り、千宗旦から注文を受けるようになり、表千家の御用細工師となりました。一閑張細工は、紙を重ね貼りして漆を塗る技法で、茶道具の棗や香合などを作るために用いられます。飛来家は京都に拠点を置き、現在は16代目が当代を務めています。一閑張細工は丈夫で重厚な漆工芸品であり、高級料亭や人形やお面などに使用されています。