茶道具と東京都三鷹市の歴史
住宅地が大半を占める、東京都三鷹市。また都会と自然が、ほどよく調和しているのも三鷹市の特徴の1つです。JR三鷹駅の周辺と、三鷹の森ジブリ美術館などを有する広大な井の頭公園が、その調和を象徴しています。しばしば吉祥寺、ひいては武蔵野市とイメージされがちな井の頭公園も、実は「井の頭池」を含む大部分が三鷹市です。そんな三鷹市は、古くから文人に愛されてきた歴史を有します。文豪「太宰治」をはじめ、「武者小路実篤」や「山本有三」などが、かつて三鷹市で暮らした著名な作家です。三鷹市には、この3人にちなんだ文化施設や交流の場が数多く設けられています。
三鷹駅の真下を流れる玉川上水に沿って500mほど進んだ場所にあるのが、洋風建築を施した「三鷹市山本有三記念館」です。下連雀地区にあるこの旧邸宅で、代表作の「路傍の石」を執筆したことは語り草。同記念館では山本有三の生涯を伝えるともに、展覧会や朗読会なども開いています。実は太宰治の旧居も、この下連雀界隈にあったことで有名です。また奇縁なことに、太宰治の旧居跡に建てられたアパートに、芸人であり芥川賞作家の又吉直樹が上京当初に住んでいた、というエピソードを持つことでも知られています。
さらに補足すると、旧居跡の近所にある「みたか井心亭」に植樹された百日紅は、太宰治の代表作「おさん」にちなんだものです。住宅地の一角に立つ「みたか井心亭」は、茶会や茶道教室などを提供している、三鷹市有数の文化的施設です。そのほか茶道教室に関しては三鷹駅南口の近場にある「三鷹学園」も、指導力に定評があります。三鷹学園は古くから書道教室として地域に親しまれてきた歴史を持つため、馴染みの深い三鷹市民が多いようです。
三鷹市で茶道具買取を専門とする我楽洞では、これまで希少性の高い茶道具をはじめ、有名な作家や職人が制作した茶道具を出張買取させて頂いております。また、「遺品整理をしていたら古い茶道具が出てきた」、「引越しをするため片付けをしていたら茶道具があった」などお手持ちの茶道具を整理したい際は、我楽洞にご連絡ください。
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主な買取対象の茶道具としては、茶碗・茶杓・御風炉・釜・茶掛けなど幅広くあります。その中には、三千家ゆかりのものや著名な茶人が愛用した茶道具、千家十職と称される職人たちによって作られた茶道具も含まれます。また、中国や朝鮮など外国で作られた茶道具も買取対象です。茶道具を売るなら、業界有数の買取実績があり、国内最高峰の美術商の組合「東京美術商協同組合」に加盟している「我楽洞」へお任せ下さい。
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三鷹市で買取対象の主な茶道具
茶碗、茶杓、御風炉、茶掛、花入、棗、蓋置、水指、風炉先、御釜、茶入、香炉、香合、菓子器、銘々皿、炉縁、茶棚、急須、建水、茶托、鉄瓶、土瓶、帛紗、書付もの、その他茶道具
千家十職の茶道具
表千家、裏千家、武者小路千家、遠州派、江戸千家、上田宗箇流、織部流、石州流、藪内流、その他の流派の茶道具
主な流派の茶道具
千利休、利休七哲、蒲生氏郷、細川忠興、古田重然(織部)、牧村利貞(兵部)、高山右近(重友)、芝山宗綱(監物)、前田利長、瀬田正忠、鎌倉時代の茶人、室町時代の茶人、安土桃山時代の茶人、江戸時代の茶人、明治時代の茶人、大正時代の茶人、昭和時代の茶人、その他有名な茶人
茶人が愛用した茶道具
樂吉左衛門、大西清右衛門、中村宗哲、駒沢利斎、中川浄益、土田友湖、奥村吉兵衛、飛来一閑、黒田正玄、西村(永楽)善五郎
海外で作られた茶道具
中国茶道具、朝鮮茶道具、外国の茶道具
その他、希少価値が高い茶道具、その他有名作家や職人の茶道具を買い取りしております。
三鷹市での強化買取中の茶道具作家
樂吉左衛門
樂吉左衛門(らく きちざえもん)は、安土桃山時代から450年以上続いている樂焼茶碗の当代が襲名する名称です。樂家は茶碗づくりの名門で、千家十職の一つです。樂茶碗は代々、一子相伝のスタイルを継承し、「手づくね」といわれる制法を用います。
十五代目(本名:光博)は2019年に代替りし、「直入」と名乗りました。直入の作品は「樂美術館」で展示され、その他にも「金剛能楽堂」「頴川美術館」「佐川美術館」でも樂焼に触れることができます。特に「佐川美術館」は吉左衛門を含む3人の名前が付いた美術館で、日本画家や彫刻家の作品が展示されています。直入は陶芸家だけでなく、建築家としても才能を発揮し、数々の建築賞を受賞しました。2018年、彼と漫画家の松井優征の対談も話題となりました。
土田友湖
土田友湖(つちだ ゆうこ)は千家十職の袋師で、袋師の当主が代々襲名している名称です。彼らは茶道具の仕覆や帛紗などの袋物を制作し、歴代の三千家に納めてきました。
土田家は彦根藩井伊氏に仕え、商家として西陣織の仲買人となりました。表千家の支援を受け、仕覆などを作るようになりました。現在は13代目が当主で、京都市中京区に仕事場を構えています。袋師は茶道具の袋物全般を制作し、茶道で使用される布製の道具を扱います。