茶道具と長野県佐久市の歴史
約10万人が暮らす長野県佐久市は北陸新幹線の開通に伴い近年、インスタ映えする観光地として注目されています。北陸新幹線が停車する佐久平駅から徒歩5分の場所にあるのが、自家栽培や地元の食材にこだわり、見た目も好評のケーキ店です。実は「日本三大ケーキのまち」として、その名を広めつつある佐久市。神戸と自由が丘に肩を並べる佐久市内には、10軒前後のケーキ店が点在しています。
この佐久平エリアは佐久市の北部に位置し、4つのインターチェンジを抱えるアクセスの要所です。なかには高速を降りないで楽しめる、便利なアウトドアスポットもあります。平尾山公園内の佐久平パーキンエリアから直結する、通年型のスキー場「パラダ」です。バーベキューやキャンプから、温浴施設、はたまたカブトムシドームまで幅広いラインナップで人気を博します。
そのほか佐久平エリアでは、プラネタリウムがある佐久市子ども未来館、佐久ホテルや鼻顔稲荷神社も旅行プランに組み込まれやすいスポットです。特に中山道沿いの佐久ホテルは、創業600年の歴史と地元特有の“鯉料理”で広く知られる、岩村田駅から徒歩10分の場所にある老舗の宿泊施設。佐久市は古くから養殖の鯉を食べる習慣があり、その先駆けが佐久ホテルと伝えられています。佐久ホテルの振る舞う「佐久鯉」は皇室の献上品として、古くは足利将軍家にまで遡る高級グルメです。
隣の望月エリアには、中山道の街並みを今に伝える歴史的スポットも。酒造で発展し、軒を連ねる土蔵が名残をとどめている「茂田井間の宿」です。ここは旅籠(旅館や民宿)を持たない宿場で、武重本家酒造及び武重家住宅茶室が国の有形文化財に登録されています。佐久市は山間を中心とした大自然の絶景スポットを多く有するなか、実は茂田井間の宿や龍岡城の五稜郭といった風情を感じられる穴場があるのも特徴です。
佐久市で茶道具買取を専門とする我楽洞では、これまで希少性の高い茶道具をはじめ、有名な作家や職人が制作した茶道具を出張買取させて頂いております。また、「遺品整理をしていたら古い茶道具が出てきた」、「引越しをするため片付けをしていたら茶道具があった」などお手持ちの茶道具を整理したい際は、我楽洞にご連絡ください。
お手元にある大切な茶道具は、専門の鑑定士にお任せいただいた方が傷つけることなくより高い金額で査定ができます。数十年に渡る鑑定実績をもつ、我楽洞の茶道具専門の鑑定士がご自宅にうかがって、大切な茶道具を出張査定および買取をさせて頂きます。
主な買取対象の茶道具としては、茶碗・茶杓・御風炉・釜・茶掛けなど幅広くあります。その中には、三千家ゆかりのものや著名な茶人が愛用した茶道具、千家十職と称される職人たちによって作られた茶道具も含まれます。また、中国や朝鮮など外国で作られた茶道具も買取対象です。茶道具を売るなら、業界有数の買取実績があり、国内最高峰の美術商の組合「東京美術商協同組合」に加盟している「我楽洞」へお任せ下さい。
事前の茶道具簡易査定をご希望の場合は、メールもしくはLINEにて売却希望の茶道具作品の画像をお送り下さいませ。お品物のご説明と簡易査定額をご提示させて頂きます。
佐久市で買取対象の主な茶道具
茶碗、茶杓、御風炉、茶掛、花入、棗、蓋置、水指、風炉先、御釜、茶入、香炉、香合、菓子器、銘々皿、炉縁、茶棚、急須、建水、茶托、鉄瓶、土瓶、帛紗、書付もの、その他茶道具
千家十職の茶道具
表千家、裏千家、武者小路千家、遠州派、江戸千家、上田宗箇流、織部流、石州流、藪内流、その他の流派の茶道具
主な流派の茶道具
千利休、利休七哲、蒲生氏郷、細川忠興、古田重然(織部)、牧村利貞(兵部)、高山右近(重友)、芝山宗綱(監物)、前田利長、瀬田正忠、鎌倉時代の茶人、室町時代の茶人、安土桃山時代の茶人、江戸時代の茶人、明治時代の茶人、大正時代の茶人、昭和時代の茶人、その他有名な茶人
茶人が愛用した茶道具
樂吉左衛門、大西清右衛門、中村宗哲、駒沢利斎、中川浄益、土田友湖、奥村吉兵衛、飛来一閑、黒田正玄、西村(永楽)善五郎
海外で作られた茶道具
中国茶道具、朝鮮茶道具、外国の茶道具
その他、希少価値が高い茶道具、その他有名作家や職人の茶道具を買い取りしております。
佐久市での強化買取中の茶道具作家
樂吉左衛門
樂吉左衛門(らく きちざえもん)は、安土桃山時代から450年以上続いている樂焼茶碗の当代が襲名する名称です。樂家は茶碗づくりの名門で、千家十職の一つです。樂茶碗は代々、一子相伝のスタイルを継承し、「手づくね」といわれる制法を用います。
十五代目(本名:光博)は2019年に代替りし、「直入」と名乗りました。直入の作品は「樂美術館」で展示され、その他にも「金剛能楽堂」「頴川美術館」「佐川美術館」でも樂焼に触れることができます。特に「佐川美術館」は吉左衛門を含む3人の名前が付いた美術館で、日本画家や彫刻家の作品が展示されています。直入は陶芸家だけでなく、建築家としても才能を発揮し、数々の建築賞を受賞しました。2018年、彼と漫画家の松井優征の対談も話題となりました。
大樋長左衛門
大樋長左衛門(おおひ ちょうざえもん)は、京都を発祥とする楽焼の茶器を手掛ける大樋焼の屋号で、現在は十一代目が当代を務めています。約350年の歴史があり、現在でも「楽家脇窯」として楽焼を正式に公表される唯一の家元です。
初代の土師長左衛門が開窯し、「飴釉の釉技」を後世に伝えました。四代目は「黒楽茶碗」を確立し、五代目は「大樋焼 中興の祖」と呼ばれ大きな黒茶碗で評価されました。八代目以降は茶道界との関係を深め、九代目は黒幕釉の陶才を発揮しました。十代目は陶芸界に大きく貢献し、文化勲章や文化功労者に輝いています。現在の十一代目は陶芸家でありながら世界的デザイナーでもあり、国内外で活躍しています。