茶道具と埼玉県さいたま市の歴史
さいたま市は10の区から成り立ち、約134万人が暮らします。地図的には、おおむね大宮駅から浦和駅までのJR沿線が中心部で、この両翼に郊外が広がるイメージです。両翼のエリアは西側に桜区と西区、東側に緑区や見沼区などが位置しています。
さいたま市の中心部では、さいたま新都心が主要スポットの1つです。大宮区と中央区にまたがり、近未来的な街並みが形成されています。3つの商業棟を擁するコクーンシティ、けやきひろば、さいたまスーパーアリーナが代表格。JRさいたま新都心駅の改札口を出てコクーンシティ側、けやきひろば及びスーパーアリーナ側に、それぞれ直結するアクセス面も魅力的です。けやきひろばは冬場のイルミネーションが有名で、ビール祭りに見られる年間イベントも充実しています。
そのほか鉄道博物館や大宮盆栽村、埼玉県でトップクラスの参拝客を誇る武蔵一宮こと氷川神社が、さいたま市の王道スポットです。「てっぱく」の通称で親しまれている鉄道博物館は、1号機関車をはじめとする40種類以上のリアル車両、日本最大級の鉄道ジオラマなどが見どころで、駅弁やトレインレストランといったグルメも満喫できます。
大宮盆栽村は、さいたま市北区盆栽町が正式名称です。大正末期の関東大震災を機に、都内から複数の盆栽業者が移住してきたことで、ついには町名まで変えてしまった逸話を残します。大宮公園駅に面する住宅地全体で和の空間を醸し出す、さいたま新都心とは対照的な景観です。2010年には、この地区から世界で初となる公立の盆栽美術館まで誕生させました。さいたま市大宮盆栽美術館は、海外からも「盆栽の聖地」として注目されています。そんな北区では盆栽と相まってか、茶道も盛んです。裏千家や有楽流の稽古場があり、所有する茶道具にも定評があります。
さいたま市で茶道具買取を専門とする我楽洞では、これまで希少性の高い茶道具をはじめ、有名な作家や職人が制作した茶道具を出張買取させて頂いております。また、「遺品整理をしていたら古い茶道具が出てきた」、「引越しをするため片付けをしていたら茶道具があった」などお手持ちの茶道具を整理したい際は、我楽洞にご連絡ください。
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主な買取対象の茶道具としては、茶碗・茶杓・御風炉・釜・茶掛けなど幅広くあります。その中には、三千家ゆかりのものや著名な茶人が愛用した茶道具、千家十職と称される職人たちによって作られた茶道具も含まれます。また、中国や朝鮮など外国で作られた茶道具も買取対象です。茶道具を売るなら、業界有数の買取実績があり、国内最高峰の美術商の組合「東京美術商協同組合」に加盟している「我楽洞」へお任せ下さい。
事前の茶道具簡易査定をご希望の場合は、メールもしくはLINEにて売却希望の茶道具作品の画像をお送り下さいませ。お品物のご説明と簡易査定額をご提示させて頂きます。
さいたま市で買取対象の主な茶道具
茶碗、茶杓、御風炉、茶掛、花入、棗、蓋置、水指、風炉先、御釜、茶入、香炉、香合、菓子器、銘々皿、炉縁、茶棚、急須、建水、茶托、鉄瓶、土瓶、帛紗、書付もの、その他茶道具
千家十職の茶道具
表千家、裏千家、武者小路千家、遠州派、江戸千家、上田宗箇流、織部流、石州流、藪内流、その他の流派の茶道具
主な流派の茶道具
千利休、利休七哲、蒲生氏郷、細川忠興、古田重然(織部)、牧村利貞(兵部)、高山右近(重友)、芝山宗綱(監物)、前田利長、瀬田正忠、鎌倉時代の茶人、室町時代の茶人、安土桃山時代の茶人、江戸時代の茶人、明治時代の茶人、大正時代の茶人、昭和時代の茶人、その他有名な茶人
茶人が愛用した茶道具
樂吉左衛門、大西清右衛門、中村宗哲、駒沢利斎、中川浄益、土田友湖、奥村吉兵衛、飛来一閑、黒田正玄、西村(永楽)善五郎
海外で作られた茶道具
中国茶道具、朝鮮茶道具、外国の茶道具
その他、希少価値が高い茶道具、その他有名作家や職人の茶道具を買い取りしております。
さいたま市での強化買取中の茶道具作家
大西清右衛門
大西清右衛門(おおにし せいえもん)は、京都を発祥とする茶器の職人が名乗る屋号で、江戸時代初期から続く茶釜師です。千家十職の一つであり、京都市中京区の三条釜座に工房を構え、現在は十六代目が当代を引き継いでいます。茶道に精通する人たちに向けた茶釜の製造に特化し、「鋳造」という工法を用います。
大西清右衛門は、初代の大西浄林から始まり、現在まで十六代続いています。特に七代の浄玄は民衆に広く知られ、美しい釜を手がけた名工として称えられています。
大西清右衛門美術館では、書物や歴代の作品が展示され、年間イベントでは茶会も行われています。
松永耳庵
松永耳庵(まつなが じあん)は三井財閥の実業家であり、「電力王」として知られる人物です。彼は電力業界で活躍し、美術品の収集家としても名を馳せた茶人でもありました。また、近代三大茶人の一人として益田鈍翁や原三溪と並び称されます。
福澤諭吉の門下生になり慶應義塾で学んでる折に福澤桃介と出会いその後事業を共にしました。彼は電力業界の再編や戦後のインフラ構築に貢献しました。
還暦のころになると茶の湯の世界に入り、「耳庵」という号を持ち、茶道と美術品の収集に情熱を注ぎました。松永耳庵のコレクションの中でも「釈迦金棺出現図」は特に有名で、現在は京都にある国立博物館で保管されてます。